こんにちは重山です。 先月の勉強会の様子をお届けします!(^^)! 先月の勉強会は事故予防と腰痛予防を行いました。 以前、事故予防の方はブログに上げさせて貰っているので、今回は腰痛予防の様子を 書いていきます(^^♪ 私、重山と西田さんで担当させていただきました☆ まず、腰痛予防のためノ−リフティングケアを学びに、高知県まで研修へ 行かせていただいたため、ノ−リフティングとは?から説明させて貰いました。 ノ−リフティングケアとは、、、 介護する側・される側双方において安全で安心な「持ち上げない・抱え上げない・引きずらない」ケアをノーリフティングケアと呼びます!(^^)! 安全で安心な介護・看護を提供するためには、 身体の間違った使い方を無くし、対象者の状態に合わせて福祉機器や用具を有効に活用し取り込むことが必要です!!後々、福祉用具を使っていきます♪ ノーリフティング=福祉用具ケアではありませんが、福祉用具ケアは誰にでもできて、 しかも早く習得が可能な、双方に負担のないケア技術でありノーリフティングケアには 欠かせないものです。 少し長くなってしまいましたが、 実はオーストラリアが発信なんですね! オーストラリア看護連盟(ビクトリア州)が看護師の腰痛予防のために1988年頃から提言したもので、危険や苦痛を伴う人力のみの移乗を禁止し、患者・利用者の自立を考慮した福祉用具使用による移乗を提言したもので、危険や苦痛を伴う人力のみの移乗を禁止し、患者・利用者の自立を考慮した福祉用具使用による移乗介護を義務つけるものです! そのため日頃からオーストラリアでは荷物の抱え上げでも ます、足を使ってどんな重さか予測し、だいたい把握した上で、つま先から膝、膝から太もも、太ももから荷物を体に密着させた上で抱え上げられています。 知っていますか?日本においても、人力の抱え上げは禁止されています!! 平成25年に国の腰痛予防指針が改正され、『人力での抱え上げは、原則行わない。リフトなど福祉機器の活用を促す』ことが明示されました。 以前、腰痛に関しては個人の管理・責任から、最近では、施設がスタッフの身体を守るといった体制に変わってきているみたいです☆!(^^)! と説明をさせていただき、 普段の中でいかに腰への負担がかかっているのか実際に体験してもらいました! ます、椅子を持ち上げてもらいました。 普通に持っているだけで腰への負担はかかってきます。 少し分かりづらいですが、右奥のスタッフが前に突き出し、自身の身体から離れた状態で椅子を抱え上げでもらっています。 身体から離れる程、腰への負担は増加されていきます。 基本、両肘を脇に引っ付け、両手を伸ばした範囲を超えると腰へ負担がかかってくると言われています。 一番、腰への負担が少ない持ち上げは 写真のように、一番重たい場所を下に傾け、体に密着させるのが良いみたいです!(^^)! 実際に椅子を使ってやってみると負担の差を感じられるとおもいます。 また、目線を下にさげただけで中腰姿勢への傾向であり、体・腰への負担になってきます。極力、目線を下げないのも大切です☺ その後、福祉用具を説明していきました。 スライングシート 自身の方にお客様を引き寄せています。 中腰になって腕の力で引くのではなく、足を上下・横移・前後で動かし介助に当たっていきます。そのため上半身は動かしません(^^)/ 画像のように頭も並行移動です(水色マーカー) 山型になるのは禁止です(黄色マーカー) 対象者を奥へ移動です。 対象者をベッドの上へ引き寄せています。 グローブ 対象者を自身の方へ引き寄せです その際、両肘をできるだけ引っ付けます。 手のひらで対象者の一番圧が掛かっている所(体の重たい所) 肩甲骨付近に入れ、自身の方へ引き寄せます。 その後、臀部(仙骨部)に手を入れ引き寄せていきます。 2回に分けて移動していただきます。 対象者を奥へ移動です。 同じく、肩甲骨・臀部(仙骨部)に手を入れていきますが、対象者を奥へ移動する際には、手の甲を入れますよ。 グローブは、肩甲骨・臀部(仙骨部)の2ヶ所、2回に分けて移動を行っていきますので、最初に対象者の両足を移動する方向へ置き直し、顔も方向を変えてからになります!これをやらないと、両足・頭は置き去りのまま、背中とお尻だけ動いて、くの字になってしまいます。 説明後は 実際、介助される側・する側を体験してもらいました☺ 介助する側にもされる側にも負担が少なかったみたいです♪ また、簡単に習得し使用してもらいました☺ 他部署の方にも実際やってもらえてうれしかったです!(^^)! では、次回、元気館さん、日本ケアリフトサービス株式会社さん 協力の元、介護器具を実際使っていきます!(^^)! また、ブログにあげていきます☺ 介護課 重山 裕香 |