こんにちは。オレンジ荘栄養士の柴田です。 今年の節分メニューをご紹介させていただきます。 勝手に名づけて、『節分☆魔除けメニュー』です。…ヒネリなしです、分かりやすいですね! 〇 巻き寿司 お客様が食べやすいように、海苔ではなく薄い卵焼で巻いています。 節分に恵方巻き(太巻き)を食べる習慣は、明治時代の大阪の花街で商売繁盛を祈って食べたのが始まりで、関西のごく一部の文化でした。それが全国に広まったのは実は最近のことで、1980年代にコンビニエンスチェーンが節分のイベントで売り出したのがきっかけだそうです。 〇 鰯のおかか煮 鰯は青魚で臭いが強く鬼が嫌う、ということでヒイラギの木に鰯の頭を指して魔除けにする風習があります。 〇 ほうれん草のごまマヨ和え 正直に申し上げます…これは魔除けネタありません。 が、しかし!ほうれん草の旬は冬です。ほうれん草は、気温が下がると甘みやおいしさ、さらに栄養価が増します。是非この時期に食べて身体をパワーアップさせ、魔除け代わりにしてほしい食材です。 〇 かみなり汁 炒め崩した豆腐が入った具だくさん汁です。豆腐を炒めたときの音を雷になぞらえて「かみなり汁」と呼ばれます。かみなり様と言えば鬼、ということで召し上がっていただきました。 〇 桃まんじゅう 鬼退治には桃太郎…デザートに桃まんじゅうの登場です。 日本神話で、神様が黄泉の国の化け物に追いかけられた時、桃の実を投げて難を逃れ地上に戻ったという話があり、桃には魔除けの力があるとされています。 お客様方は、いつもと違うお寿司のメニューに「あれ?」と不思議そうでしたが、「節分ですよ!」とお伝えするとなるほど!となって、カードに書かれた恵方の方角のお話が始まったり、お寿司を喜ばれたり、節分メニューがちょっとした生活のスパイスになれたようで嬉しかったです。 そして、このメニューを召し上がって力をつけたお客様に、オレンジ荘にやって来た鬼は無事追い払われていきました…めでたし、めでたし。 これからも、鬼だけでなく今年の厳しい寒さにも負けないパワーをつけていただけるお食事をお出しできるよう頑張ります。 管理栄養士 柴田 |